新年あけましておめでとうございます。

 

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

北海道稚内市ですが,年末より,荒れた天気が続いております。

氷雪といいますか,雪だか氷だか区別のつかない,ただ,白色パウダー状のぱらぱら雪が,積もっては風に吹き飛ばされております。稚内と言えば風の町,ということになっておりますが,氷紋とはよく言ったもので,このパウダーが強風に吹かれて凍結した地面上を移動しますと,波縞の紋様ができます。ちょっと,大陸的様相です。今年は太陽活動のあたり年だそうで,もしかすると,そのうち,オーロラでも見えるかも知れません。

 

今年は例年より雪は多いそうでございまして,年末までに除雪車が道路脇に作った雪山は,遙かに筆者の背丈を超えておりましたが,徐々に排雪の方も進み,現時点では,雪山は姿を消しつつあります。ただ,雪山の下から地面との境目に現れた「氷板」が難物で,実によく滑ります。神社の階段などもガチガチに凍結しており,うかつに足を踏み入れますと,滑って宙を舞うおそれがあり,と言うのは大げさですが,いささか足下がおぼつかないことから,本年は,初詣も実現しておりません。

 

雪と言えば,屋根に積もった雪も,そう簡単には,消えてくれません。実は,年末に雪下ろしをしてしまったため,とりあえず,雪の重みでどうにかなってしまう心配はなくなりましたが,ド近視,ド乱視,ド高所恐怖症の筆者には,とてもそのような危険な芸当はできるはずもなく,仕方なく,近所の業者にお願いしました。結果,4トントラック優に2杯分の雪が運び出されたそうで,これが家の屋根に積もっていたかと思うと,いっそう寒さが身にしみます。

 

さて,新年とはあまり関係ありませんが,おなじみJR稚内駅で最近よく見かける,

 

 

 

 

つまり,日本縦断鉄道浪漫の旅

 

 

なる企画です。有り体に言えば,稚内から列車に乗って,日本列島を縦断,JR九州の最南端の駅,をちょっと過ぎた枕崎まで行こう,という時間とお金のある人向けの優雅な商品ですが,これがなかなか人気らしく,筆者など,迂闊にも何も知らずにその催行日に出張などに出かけようものなら,

 

 

(指定席は)満員です

 

 

と言われて,あわてることになります。特に,事前準備なしで,まあ,汽車の中でちょこちょこっとお茶を濁してはい終わり,的な至極怠慢な予定でまいりますと予期せずして痛い目に会うのですが,幸いにして稚内は始発駅なので,あとは自由席に走るしかありません。

 

しかし,スーパー宗谷とスーパー北斗を乗り継いで,はい函館で一泊,次の日は,函館を出て,青森から東北新幹線,東京で東海道新幹線に乗り換えて名古屋で一泊・・・みたいなペースで続く旅程,札幌往復10時間のショボ汽車旅で毎回ふらふらになっている腰痛星人の筆者には,とてもとても,近寄りがたい世界です。

 

かたや,新幹線を使えば,大阪から鹿児島まで最速で3時間45分だそうでして,大正,昭和レトロな線路をトロトロ走る日に3本のディーゼル特急が唯一の「高速列車」である筆者には,およそ,同じ世界の出来事とは信じがたい話であります。とはいえ,むかしむかし,まだ青函連絡船が元気であったころ,海を渡って函館に降り立った道民が函館始発の優等列車に乗って道内各地を目指したころを思うと,新幹線「札幌延伸決定」に狂喜する札幌の方には申し訳ないのですが,

 

北海道は本州とは時間と価値観の尺度が違うのだ

 

と,新年早々,新幹線にも高速鉄道にも全く縁のない北辺の移民は騒いでおるのであります。