2025年5月には、道東地方で最大震度4を観測する地震が複数回発生しています。

2025年5月には、道東地方で最大震度4を観測する地震が複数回発生しています。特に、5月31日には釧路沖でマグニチュード6.1の地震が発生し、釧路市などで震度4を観測しました。また、5月23日には浦河沖で震度4の地震が発生しています。

北海道は、日本の中でも地震の発生が比較的多い地域です。過去50年間で震度5以上の地震発生回数では全国で4位に位置しています。特に太平洋側では、プレートの沈み込みにより常に活発な地震活動が見られ、マグニチュード7クラスの地震も頻繁に発生しています。

2003年には十勝沖地震が発生し、震度6弱を記録しました。この地震はプレート境界型地震であり、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む際に発生しました。

2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震は、北海道厚真町で最大震度7を記録した内陸型地震であり、地下の活断層のずれによって引き起こされました。これは北海道で初めて震度7を観測した地震です。

政府の地震調査研究推進本部が2025年1月1日を基準日として更新した長期評価では、北海道における巨大地震、特に千島海溝沿いの海溝型地震の発生が懸念されています。2003年の十勝沖地震は太平洋プレートが北アメリカプレートの下に沈み込む境界で発生する千島海溝沿いのプレート境界型地震の例ですが、1993年の北海道南西沖地震は日本海東縁部の地震とされており、発生メカニズムは一様ではありません。

政府の長期評価では、根室沖、十勝沖、色丹島沖、択捉島沖での地震発生確率が高いとされており、マグニチュード7.0クラス以上の地震の発生可能性が指摘されています。根室沖でのマグニチュード7.8~8.5程度の地震の30年以内発生確率は70~80%程度と評価されており、また、超巨大地震(マグニチュード8.8程度以上)の発生確率が数%から40%程度と評価されています。

とはいえ、今の科学でも地震予知は不可能と言われておりますので、日ごろの備えとして、まず自宅や職場の耐震性を確認し、必要に応じて補強工事を行うこと、また、非常用の食料や水、医薬品などを備蓄し、避難経路や避難場所を事前に確認しておくことがよくいわれているところです。

津波にも注意が必要で、地震発生後には速やかに高台や避難ビルなどの安全な場所に避難することや、津波警報が発令された場合には、すぐに避難を開始し、海岸や河川の近くには近づかないこと、また、避難時にはラジオやスマートフォンなどで最新の情報を確認すべきです。

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